笹ヶ峰〜黒沢〜高谷池ヒュッテ〜火打岳〜黒沢〜笹ヶ峰
2008/04/29
春らしい最高の山スキー。ゲレンデも天気も、雪質も最高。申し分なしの一日であった。高低差1120m。

笹ヶ峰5:50発。黒沢まで白樺の緩い登り。

約一時間で黒沢に。夏道の十二曲の急登をさけ黒沢をそのまま直登する。例年連休前半まではOK。左右稜線からのブロックも異常な高温つづきでおおかた落ちている。クラストしているうちに通過したいが、シールが効きにくく一カ所滝が出ていたところ(地図上でちょうど十二曲で稜線にでたところと同緯度)からスキーをかつぐ。

凍っているときに通過したい(以下3枚撮影ハッシー)

下山時もここを高巻き過ぎてつまづく

沢から稜線へと登り詰める

黒沢の登りはあまり急登がなく、割とあっさりと富士見平上部の稜線に合流する。一気に展望がひらけ感激する。火打をバックに。


そこから高谷池ヒュッテへのトラバースと下り。ものの2〜30分ほどでヒュッテへ。


でも火打までは遠いなあ。行けるとこまで行こう。


高谷池到着。みんなが着いたのは出発して4時間後。まあまあのタイム。


簡単に腹ごなしをしはるか彼方の火打岳を目指す。時間がたっているが天気が良いせいか結構みんな元気。

10:20ゆるりと出発。

天狗の庭付近の一面の雪原。雪好きには堪えられない。

それからはいったん少し下る。


次の目標はこの手前のピーク。頂上直下よりも実は急登である。


やっとのことで登る。ヒュッテから50分。あとは火打頂上へ。

強風でもあり最後はスキーを担いで登頂することにした。11:10

登ること30分、11:40登頂。夏と同じコースタイム。妙高山の外輪山はいたるところゲレンデだらけだ。

焼山北斜面へ手前影火打から滑り込める。たぶん尾根の向こうが急斜面。ぜひ行ってみたいもの。

見よ焼山から延々とつづく長大なスロープ。

まりりん、そしてハッシー到着。12時前に着いたのはエライ。

そう遅れることなく全員そろう。

頂上から滑走開始。雪質は基本的にはザラメだが軽くてときおり新雪っぽくなり滑るには最上。高トレならずとも嬌声があがるというもの。

頂上から次々と。

山頂直下の巨大バーン。下りはあっという間。

いい雪質のまま次の斜面にうつる。

ここ高妻山方面への斜面に思わず食指がうごくが、登り返しが大きいのでやめておく。

このあたりは新雪!きれいで気持ちよい。

そして登ってきたピークをそのまま下る。ここが第2のハイライト。

たまにオイラも写真を撮ってもらいます。思いっきりカービングでいく。

山スキーではカービングなんて無謀ことは普段できないがこのシチュエーションでは全然問題ない。とにかく広い、人がいない、穴が開いてない。完璧ピステされたスキー場のようだ。

奥の火打からと手前のピークからと二つの斜面を振り返る。高低差300m。

高谷池ヒュッテに寄らず直接、茶臼山黒沢岳のコルへ登り返しもだるくなく、陽気がとても心地よい。

焼山、影火打、火打の御三家。

帰りは高谷池でなく黒沢池へのこの斜面を滑り込む。まるでスイスか北海道のような一大雪原が目の前に広がる。わざわざスイスくんだりまでいく必要はないよ。左手遙か下に黒池ヒュッテ。

写真ではその異常な広大さが伝わりきれず悔しいっす。

第3のハイライトのこの斜面。

とにかく気持ちよい。

いくつも滑れる斜面がある。今日一日いても滑りきれないほど。

黒沢池はただっぴろくだらだら斜面。

名残惜しいがここを後にしまた黒沢へそのまま直接下る。

14:40黒沢の滑り出しは、斜度も立木の間合いもグ〜。大変滑りやすい沢だ。

登ってきた来たとおり沢をくだる。出ていた滝のところを大きく高巻いてしまったために若干緊張を強いられる場面もあったが、沢を下山する割には比較的容易だった。雪崩には要注意だが雪さえついてればこちら方面の登下山には非常に楽なコースだ。

下山ルート
後記:今シーズン最高のツアーでした。たまたまいい天気でよかったです。というかその確信がなければ今回のプランは実行しませんでした。
春はいい天気なので安易に考えがちですが、山スキーとはゲレンデスキーやハイキングの延長ではなく非常にリスクが大きい、独特な技術と実行力を要するハードアルピニズムです。まずは通常の山岳技術と基本スキー技術は必須ですし、登山する以上の筋力や持久力が必要になります。安全のために各自しっかりとしたところで技術獲得および経験を積んでください。